1. イントロダクション

1.1. ハンズオンシナリオ

シナリオ1: センサーデータの送信

EdisonからAWS IoTのトピックに照度センサーのデータを送信し、AWS IoTでルールに基づきNoSQLデータベースDynamoDBへの保存を行います。また、しきい値を下回った場合、E-mailでアラートを送信するようにルールを設定します。本ハンズオンにより、センサーからのデータ取得および時系列データの保存、しきい値に対するアクションの手順を確認することができます。

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シナリオ2: アプリケーションからLEDをリモート制御

WebアプリケーションからEdisonに接続されたLEDの点灯/消灯の操作を行います。EdisonはAWS IoTのShadowのMQTTトピックをSubscribeしており、アプリケーションはShadowにコマンドを送信することでEdison側ではリアルタイムにコマンドを受信することができます。

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1.2. 利用するデバイス、アプリケーション、サービス

インテルEdison

インテル社が提供する開発用のシングルボードコンピュータです。本ハンズオンではセンサーからのデータ取得、AWS IoTへのデータ送信に利用します。
http://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/do-it-yourself/edison.html

Groveスターターキット

Aruduinoなどの開発用ボードに接続可能なセンサーやケーブルが同梱されたキット。本ハンズオンではスターターキットの中のセンサーを選んでIntel Edisonに接続し、センサーデータを取得します。
http://www.seeedstudio.com/document/Grove%20Starter%20Kit.pdf http://www.seeedstudio.com/wiki/GROVE_System

AWSアカウント

AWSコマンドラインでiotおよびiot-dataを実行できるようにご利用のPCの設定をお願いします。 インストールの手順はこちらのとおりです。


AWS IoT

接続されたデバイスが安全かつ簡単にクラウドアプリケーションやその他のデバイスとやりとりするためのマネージド型プラットフォームです。本ハンズオンではデバイスからのデータ受信、デバイスのリモート制御などで利用します。
https://aws.amazon.com/jp/iot/

Amazon DynamoDB

マネージド型のNoSQLサービスで、高速で予測可能なパフォーマンスとシームレスな拡張性が特長です。本ハンズオンでは照度センサーで測定したデータを格納する時系列データベースとして利用します。


Amazon CloudWatch

AWSクラウドリソースとAWSで実行するアプリケーションのモニタリングサービスです。メトリクスの収集、ログファイルの収集が可能です。本ハンズオンではCloudWatch Logsを利用してAWS IoTのログを収集、閲覧します。